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火垂るの墓

今日8月15日、終戦の日である。夜、近くの多摩川の河原で“火垂るの墓”の屋外上映会があった。参加者は比較的少なく10段程度ある幅5mほどの石の階段にポツリポツリと座り、川辺の涼風に見下ろしながらの鑑賞である。野坂昭如原作、蛍の様な儚い命を描いた終戦前後の兄妹の話。2度目だろうか? コロナ禍とは全く違う世界である。

子供の頃、田舎の地蔵祭りの時(8月24日)に近くのお寺でおこなわれる屋外映写会が楽しみであった。映写される幕の表と裏の両方から鑑賞できたのである。大魔神が上映された後、しばらくはお寺の裏山から大魔神が現れそうで怖い思いをしていた記憶が久しぶりによみがえってきたのである。