· 

院内クラスター続発

このところ院内感染によるクラスターが増加の一途である。比較的大きな医療機関も多く診療中止となり混乱も見始めている。

院内感染の悪循環を防ぐためにも遅い感はあるも今からでもPCR検査、抗体検査の増加を求めたい。重症者を発見し治療するために検査を絞る方向でおこなっているだけでなく軽症者も拾い上げ病院等に持ち込ませない様にすることが院内感染拡大予防、そしてやはり流行拡大阻止になるのではないか。検査設備や検査技師の人員の問題など挙げられているがロッシュという会社の全自動のPCR検査設備の稼働はどうなっているのだろうか? 日本に30台程度ある様な記載もあり、すべて稼働すれば1日6万件程度

の検査が可能とも聞く。なぜ海外で可能な事が日本ではできないのだろう。国立感染症研究所のOBなど一部の専門家と厚労省医官等の検査絞り込み方針からの転換を望みたい。マスク配布の400億よりも発熱外来センター設置、そこでの検査体制強化進めるためのPCR検査に自動化設備、検体運搬の効率化、軽症者及び無症状感染者の収容設備の早急な確保などに予算をまわしてほしい。日本感染症学会はPCR検査の適応を肺炎や重症兆しのある人としており、またアビガン等の抗ウィルス薬投与の時期も肺炎や重症化してから投与としている。平時の医学的対応としてはこれが妥当でしょうが今の感染拡大がすすみ、重症化が増えて医療崩壊の悪循環が起こりそうな危機的非常事態のときでは検査や治療開始の時期を早める必要性をぜひ学会として発してほしい。