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COVID-19 疫学的調査結果

2月11日時点での中国における4万4000人余りの確定診断例の疫学的調査結果について。

9歳以下0.9%、10~19歳1.2%、20~29歳8.1%、30~39歳17%、40~49歳19.2%、50~59歳22.4%、60~69歳19.2%、70~79歳8.8%、80歳以上3.2%。 男性51.4%。湖北省での診断症例74.7%。 軽症(非肺炎または軽度肺炎)80.9%、中等症(呼吸数30以上呼吸困難、酸素飽和度93%以下、50%以上の肺浸潤)13.8%、重症(呼吸不全、ショック、多臓器不全)4.7%、不明0.6%。 1023例が死亡し全体の致命率は2.3%。年齢別致命率は9歳以下の死亡例なし、10~19歳、20~29歳、30~39歳とも0.2%、40~49歳0.4%、50~59歳1.3%、60~69歳3.6%、70~79歳8.0%、80歳以上14.8% 併存疾患別の致命率では心血管疾患10.5%、糖尿病7.3%、慢性呼吸器疾患6.3%。高血圧6.0%など。  確定診断例のうち1716例が医療従事者。死亡例のうち過半数が60歳以上又は併存疾患あり。軽症及び中等症の患者では死亡は発生していない。30日間で湖北省から中国本土各省全域に広がった。

現時点で日本で死者は3名。国立国際医療研究センターでは抗HIV薬を使用している様だが効果はどうなのだろう?。PCRの検査もようやくSRLとBMLの民間検査会社で開始となったが一般医療機関からの受付はしていない。保険適応にし医師の判断による検査が可能な状態にならないものか。 市中感染となった今、流行を最小限にし、リスクの高い高齢者などを守るためにも検査体制を広げ軽症な感染者をも拾い上げることが大切ではないだろうか。